日頃より、当法人の運営につきまして格別のご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
障害者支援施設石山センターにおける新型コロナウイルス感染症の発生以降、感染制御のため各種のサービスを大幅に制限せざるを得ず、ご利用者様やご家族の皆様、関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことに、あらためてお詫び申し上げます。

感染が確認されましたご利用者様及び職員におきましては、順調に回復することができ、本日、10月14日(金)までに、ひとりの重症者を出すことなく、感染した28名のご利用者様、全員が療養期間の終了を迎えることができておりますので、保健所と協議の上、当初の予定より一日早い本日、収束報告をさせて頂きます。
感染した職員におきましては、重症化することなく、順調に回復に向かっておりますが、まだ、療養期間中の者が3名おり、全員の療養期間の終了を迎えることができるのが18日(火)の予定となっておりますので、本日より通常の生活環境に戻しておりますが、施設機能は徐々に再開させていただくこととし、平常の生活を取り戻すにはしばらく時間を要するものと考えております。

今回のクラスターにつきましては、オミクロン変異株の強い感染力が施設内で猛威を振るい、感染拡大防止対策に死力を尽くしてまいりましたが、その甲斐もなく下記の結果となっております。

期 間 令和4年9月29日(木)感染者発生~10月14日(金)収束
感染者 利用者28名・職員15名 計43名

今回のクラスター収束に向けてご協力を頂いた多くの方々、当法人への励ましのお言葉やご支援を賜りました方々に心より感謝申し上げます。
本施設の環境下において、このように感染爆発し、一気に感染者が拡大した状況下において、対応がギリギリの中でひとりの重症者を出さずにどうにか乗り切ることができたのは、職員が一丸となって頑張ってくれたおかげです。多くの職員が次々に感染する中、残った職員が一致団結し協力し合って乗り切ることができました。職員一人ひとりが身を呈してコロナから利用者の皆様を守ることができました。その姿を見ると本当に頭が下がる思いで一杯です。

コロナ禍の中で、日頃からマスクの着用はもちろん、検温の実施、手指消毒、換気の励行、職員におきましては、定期的な抗原検査の実施や行動自粛などの感染防止対策を指導・実施し、感染管理に細心の注意を払って参りましたが、残念ながらクラスターを発生させてしまったことに対し、重ねて深くお詫び申し上げます。

今回のクラスターの経験を活かし、今までの感染防止対策を見直し、今後はより一層の感染防止対策を講じながら、利用者様並びに職員の安全と安心の確保に最善を尽くして参ります。
引き続き、皆様の力が必要です。恐れず、油断せず、侮らず、これからも皆様と力を合わせてこのコロナ禍を乗り越えて行きたいと思います。
今後ともご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

                          令和4年10月14日(金)
                           社会福祉法人  聖 静 学 園
                            理 事 長  芝 木 厚 子
                            管 理 者  北 山   泉